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災害時の地域医療活動を支援 移動可能な「コンテナファーマシー」を開発

写真:貨物用コンテナを改造した移動仮設薬局 alfresa 災害支援コンテナファーマシー

昨今の日本では、豪雨や台風、地震等による災害が発生した際、地域社会に甚大な被害をもたらすことがあります。社会インフラとして医薬品等の安定供給に努めるアルフレッサは、アルフレッサグループが掲げるサステナビリティ重要課題「地域社会への貢献」を目的とし、貨物用コンテナを改造した移動仮設薬局「災害支援コンテナファーマシー」(以下「コンテナファーマシー」)を開発。2023年12月7日には静岡県藤枝市と「災害支援コンテナファーマシーの運用等に関する協定」を締結しました。 

コンテナファーマシーの特徴

移動のしやすさ

貨物用コンテナを改造したコンテナファーマシーは、調剤設備等を搭載し、トラックで牽引することで移動が可能です。主な設備は、自動分割分包機、錠剤棚、水剤棚、散薬台、外用台、保冷庫、金庫、カウンター、電子天秤、空調機器、照明、水タンク、発電機等です。

最大総量21トンまで積載可能

コンテナファーマシー1基に多くの物資を積載することが可能であり、災害発生時に必要とされている医薬品等をより多く災害現場へ輸送することができます。 

写真:コンテナファーマシー内部の様子

コンテナファーマシー内部の様子。約1,500種の医薬品を積載できる。

優れた耐久性と防犯性

コンテナ自体が強固であり、重さがあるため強風に強く、防犯性にも優れているためコンテナ内部の設備や物資を守ることができます。 

建物として活用し、長期支援が可能

発電機や水タンクを搭載していますが、派遣先でライフラインが復旧した場合、電源コンセント、水道と接続することで建物として長期にわたり支援活動をすることができます。 

2023年12月、静岡県藤枝市と医療支援で協定締結

アルフレッサは、2023年12月7日、静岡県藤枝市と「災害支援コンテナファーマシーの運用等に関する協定」を締結しました。藤枝市において災害が発生した際、アルフレッサ静岡物流センター敷地内に保管しているコンテナファーマシーを救護所等に派遣・設置し、災害時における医療提供活動を支援していきます。

写真:アルフレッサ静岡物流センター敷地内に保管しているコンテナファーマシーをコンテナ専用車に乗せて藤枝市地域防災訓練に参加したときの様子

協定締結に先立ち、「令和5年度藤枝市地域防災訓練」に参加した際の様子

コンテナファーマシーの運用イメージ

災害発生後、藤枝市からのコンテナファーマシー派遣の要請を受け、アルフレッサが医薬品をコンテナファーマシーに充填し、県内・県外の運送会社の協力のもと臨時で設置された救護所等まで輸送します。コンテナファーマシーを救護所等に横付けで設置することより、救護所等の一部と位置づけ、災害救助法が適用された地域で発行される「災害処方箋(※)」を応需することを想定しています。 

(※)災害処方箋:災害救助法が適用された地域において救護所、避難所救護センター等の保険医療機関以外の 場所で交付され、通常の診療報酬による支払いの対象とならない処方箋のこと 

イメージ:コンテナファーマシーの運用イメージ図 内容はこのまえの本文で説明しています